Guide

ブラウザ録音の使い方ガイド
— きれいに録る設定と AI 活用

登録もインストールも不要。ブラウザだけで会議の音声・画面を録音できる rec.swimple.net の公式ガイドです。録音・動画・スクショ・メモはすべてあなたのブラウザの中だけに保存され、外部サーバーには一切送信されません。

目次

はじめての方へ — 3ステップ

  1. 録りたい音を選ぶ。 録音タブで音源を選びます。会議なら System 音声(PCから出る相手の声)とマイク(自分の声)の両方をオンが基本です。
  2. 赤いボタンで開始。 画面共有のダイアログが出たら、「音声を共有」/「Share audio」にチェックを入れて開始。停止はトップバーの「停止」または Esc キーです。録音中はメモ欄に議事メモを書けます。
  3. ライブラリで再生・保存。 録音は「ライブラリ」タブに並びます。展開して再生・メモ追記・ダウンロードができます。AIに渡したいときはダウンロードして読み込ませてください。

基本 — ラベル・保存場所・データの扱い

ラベルを付けると整理が楽。 録音前にラベルを入力しておくと、ライブラリ表示と保存ファイル名に反映されます。録音後にライブラリ上で編集も可能です。例:週次定例_20260520.webm

録音ファイルはどこに保存される? 録音はまずこのブラウザの中(IndexedDB)に保存されます。ライブラリの「ダウンロード」を押すと、PCのダウンロードフォルダに書き出されます。ブラウザ内のデータが外部に送信されることはありません。

ブラウザ内のデータは消える? 同じブラウザ・同じURL(rec.swimple.net)で開く限り残ります。シークレットモードや別ブラウザ・別端末では見えません。ブラウザの「サイトデータ削除」でも消えます。長期保存したい録音は必ずダウンロードしてください。

Web会議に参加しながら録音するときの設定

イヤホン/ヘッドホンを使えば二重録音にならず最もクリア。スピーカーでも実用上ほぼ問題ありません。

イヤホン使用System + マイク 両方 ON ← 推奨
スピーカー使用System + マイク 両方 ON(会議室モードはオフのまま)
会議の傍聴のみSystem のみ・マイク オフ
対面会議(Web経由なし)マイク のみ・System オフ

System 音声は PC のスピーカー音量とは独立してデジタルでキャプチャされます。ボリュームを下げても、ミュートしても、システム音は同じ品質で録れます(深夜の無音録音にも便利)。

スピーカー利用時はマイク側に相手の声が薄く回り込みますが、ブラウザのエコーキャンセラーがほぼ除去します。会議室モードを ON にするとエコーキャンセラーが切れるので、会議で自分も発言する場面ではオフのままが安全です。

System 音声(相手の声)が録れない時。 「画面を共有」ダイアログで「音声を共有」/「Share audio」のチェックを忘れずに。Zoomデスクトップアプリの音声を録るには「画面全体」を選んでください。Web版ZoomやMeetならタブ単位の共有でOKです。

会議室モード — ノートPCのマイク最適化を切る理由

ノートPCのマイクは「話者の声をきれいに拾う」ように最適化されていて、会議室全体の音は拾いにくい傾向があります。会議室モードはブラウザ側のマイク処理(ノイズ抑制・エコーキャンセル)をオフにして、ありのままの音を録音します。さらに効果を高めるには、OS側のマイク設定でも処理をオフにしてください:

会議室モードはエコーキャンセラーも切れるため、Web会議で自分も発言するシーンではオフのままが安全です(上の表を参照)。

対応ブラウザとスマホの位置づけ

PCの Chrome / Edge 推奨。Firefox / Safari は getDisplayMedia の音声共有に制限があります。

スマホ(Android / iOS)は画面録音に非対応で、対面録音向けです。目の前・周囲の音とあなたの声は録れますが、通話(LINE・Zoom など)の相手の声は録れません(Bluetooth 通話中は通話が乱れることも)。相手の声や画面・システム音声も録るなら PC の Chrome / Edge を。共有の受け取り・保存はスマホでも可能です。

スマホでのバックグラウンド制約(画面ロックで録音が止まる等)はトラブルシューティングで詳しく解説しています。

文字起こし — ローカル Whisper

録音をブラウザ内で文字起こしできます。Whisper・完全ローカル・外部送信ゼロ。音声がサーバーに送られることはありません。

リアルタイム AI — 字幕・翻訳・コーチング

ライブ字幕(実験)。 録音中にリアルタイムで字幕が出ます。ローカル Whisper ならすべてブラウザ内で処理され、外部には一切送信されません(約15秒ごと更新)。あくまで下書きで、正確な記録が必要なときは録音停止後の文字起こしを使ってください。CPU を使うため、非力な端末で重い場合はオフに(録音自体には影響しません)。

言語設定が精度を左右します。 「話される言語」を実際に話される言語に合わせてください(既定は日本語)。英語の会議を日本語のままにすると大きく崩れます。これは「何語を聞き取るか」の設定で、「翻訳の言語(何語に訳すか)」とは別物です。

Deepgram / OpenAI エンジン(高速・高精度・要 API キー)。 ローカル Whisper が重い場合は、ご自身の API キーで Deepgram(または OpenAI の gpt-4o-transcribe)を選ぶと、CPU 負荷ほぼゼロで低遅延・高精度のリアルタイム字幕になります。ただしこの場合、録音中の音声がリアルタイムで各社に送信されます。キーはブラウザ内のみに保存され、swimple のサーバーは経由しません。社内会議では情報セキュリティ規程をご確認ください。

コーチング(会議中コパイロット)。 AI の API キーを設定していると、直近の会話から確認すべき論点・次に聞くと良い質問などの短い助言が返ります(会議相手には見えません)。外部に送られるのは文字起こしテキストのみで、音声そのものは送られません。「PiPで浮かべる」で助言を小さなフローティング窓に常時表示できます(Chrome / Edge 116+・相手には共有されません)。

リアルタイム翻訳・読み上げ。 確定した字幕を数秒ごとに指定言語へ翻訳表示できます(英語会議を日本語で追う等)。読み上げはブラウザ内蔵の音声合成で外部送信なし。会議中はイヤホン推奨です(スピーカーだと読み上げ音がマイクに乗ります)。

画面録画とスクリーンショット

画面録画。 System 音声と一緒に画面映像も録画します。動画ファイルに加えて音声のみのファイルも自動で並列保存されるので、文字起こし用にはそちら(ラベルに「(audio)」が付きます)を使うと軽量です。動画は1時間で 500MB〜1GB 程度になるため、長尺はこまめにダウンロードして削除するのがおすすめです。

スクリーンショット。 ONにすると画面共有を1回だけ許可するダイアログが出て、その後は「スクリーンショット」ボタンを押すたびに追加ダイアログなしで瞬時に撮れます。録音中なら録音にひも付け、録音していなければ単独アイテムとしてライブラリに保存。スライドが切り替わるたびに撮るのに便利です。

チーム共有と AI 活用 — ネットワーク仕様と社内利用の注意

AIに渡したい時。 ライブラリからファイルをダウンロードし、お使いのAIサービスにドラッグ&ドロップしてください。注意:Google AI Studio(無料版)は入力データが学習に使われる可能性があります。機密会議は Gemini API / ChatGPT Plus(有料)/ ローカル Whisper の利用を推奨します。

チーム共有(beta)。 同じ HomeVPN(Tailscale ネットワーク)内のメンバーと録音を直接共有できます。録音データはサーバーを経由せず、端末から端末へ直接送られます(シグナリングサーバーは最初の接続確立を仲介するだけで、録音そのものは通りません)。送る側・受け取る側の両方が同時に接続している必要があります。

共有が使うネットワーク/ポート。 通信は2段階です。① 相手を見つける「シグナリング」=外部の wss://signal.swimple.net への TLS WebSocket(アウトバウンド TCP 443)。② 録音データ本体=WebRTC による端末間の直接転送(UDPの動的ポート)。本体はサーバーを経由しません。NAT越えの中継(STUN/TURN)は使わない設計のため、2台が直接届く経路を持っているときだけ繋がります:同じ HomeVPN(Tailscale)に参加しているか、同一LAN(WiFiのクライアント分離が無い場合)です。別拠点同士・素のインターネット越し・アウトバウンドUDP禁止の環境では繋がらないことがあります。なお同一LANでも、相手を探すシグナリングだけは外部(443)に出ます。

社内ネットワークで使うときの注意(情シス向け)。 ソロ録音(共有を使わない)は録音中の外部通信がゼロで、データは端末内のみ・解析もアカウントもありません。一方でチーム共有は「外部ドメインへの接続+端末間のファイル転送」を伴うため、組織によっては情報持ち出し(DLP)監視の対象になり得ます。社内では各組織のセキュリティポリシーに従い、共有は HomeVPN 内の信頼できるメンバー間での利用にとどめてください。録ったファイルを社外/他者に渡す場合は、会社が認める手段(社内ストレージ等)を優先するのが安全です。会議の録音自体についても、録音に関するルールや参加者の同意にご注意ください。

準備ができたら、録ってみましょう。 登録不要・無料。音声はあなたの端末から外に出ません。
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